前置き
非常に長かった新型コロナ感染拡大も終焉を迎えようとしているようです。
本当に長かった。昔のようにマスク無しで、少なくとも野外なら声を出して感染・・・じゃなかった観戦したりできるようになるにはまだまだ時間がかかりそうですが(これは医療的な問題とは別の問題があるため)かつての生活が取り戻せそうな気がしてきました。
オミクロン株大拡散中の理由は?
最近テレビ(ほぼ見ない)では、オミクロンが拡大してる!とか言ってますが、これには2つ原因があると思っています。
1.そういう風に変異した。
ウイルスは一般的に自分が生き残るために(生物ではないですが)弱毒化していき、その代わり感染力が高まると言われています。
(エボラのようなやつは強力過ぎてとりつく人間どんどん殺し過ぎてしまい短期で収束してしまう。それだとウイルス的にはいまいち)
ですので、最後にはこのように弱毒化してただの風邪のようになって、かつ、ゼロにはならず、毎年いつでも常駐する形になって終わるとのことです。
(※つまりここにきてようやく終焉を迎えつつあるということです。長かったです、本当に)
正義のミカタという番組に木村盛世さんと宮沢孝幸先生が出た回において、宮沢先生は、「病原性が低い程広まりやすい」と語っています。次の動画のこの部分。
2.無料PCR検査による検査数増の影響?
12月から希望するなら無料でPCR検査ができますよ、という自治体が出てきました。例えばここです。
東京なら12月23日くらいから
神奈川は12月20日から
検査数が多ければ、当然陽性者数も増えますので、今はまだ(というか未だに)PCR陽性者=感染者、とカウントしていますので、そうなります。
ただ、データを見る限り、全国平均で言えば、12月末からの無料PCR化によって検査数が増えたようには見えません。
参考はこちら
結局陽性者が増えてるのは、「検査の数がそれほど変わらなくても暴露している人が増えている」ということになるのではないかと思われます。または、うがった見方をすれば、「検査数がどんどん減っていたので、無料PCRをやることで、検査数が変わらない程度に維持している」のかもしれません。
オミクロンは超高速のワクチン接種みたいなもの :追記(2022年1月12日)
1月11日に宮沢孝幸さんがラジオ 辛坊治郎の ズーム そこまでいうか に出て、いろいろ語ってくれたました。それがこれです。ポッドキャスト。24分くらいから聞いてください。
で、そのあと、番組で話せなかった裏話がYouTubeにアップされたのですが、その中で宮沢先生は「オミクロン株は言ってみれば超高速でワクチン接種をしてるようなもの」といった表現をしたのです。
ワクチンには、生ワクチン(本物のウイルスを入れる)とか、不活性化ワクチンとか、今のm-RNAワクチンなどありますが、弱毒化したオミクロンは、まさに言っていればこの生ワクチンみたいなものが自然にできたもので、ああ、これで新型コロナの騒動も終焉を迎えたなぁ、ということらしいのです。
宮沢先生からすれば「私の中でコロナは終わった」そうです。僕もそう思います。これを見てください。
とにかく弱くなってくれてよかった
さて、ところで、上記東洋経済オンラインのデータを見ると、東京都の重症者数は2022年1月6日時点で3名、そして同日の死者は0人です。
直近6日間の重症者数の推移は
1,1,1,2,3,3です(増減ではなく実数)
で、直近7日間の死者数の推移は
0,0,0,0,0,0です。
年明けから1人も死んでないです。最後に死者数が増えたのは12月28日に1名増えて終わり。
絶賛感染拡大中という噂の沖縄の死者数推移ですがこれです。
縦軸のマックスが7人でして、ずっと空白。さかのぼると、昨年11月13日に1名亡くなったのを最後に人は死んでません。
データを紐解くと、「とにかく検査陽性率は高くなったが重症化しない、死なない」ということがわかったので、だからこそイギリスは、あれだけ陽性者がでているのに経済を締め付けるような対策はしない、と言っているのでしょう。
医療ひっ迫は?
ところで「医療ひっ迫」がどれくらいか見てみましょう。
次の資料は東京都の保健所が出してる病床使用率です。2022年1月7日のデータです。
1月7日時点で8%、重傷者病床使用率は0.6%です。
この8%にしても無症状の人でも病床を使用している人がいるのかどうか・・・が気になりますけど。
実行再生産数のとらえ方
一方、実行再生産数と呼ばれている「1人の人が平均何人くらいを感染させるか」については全国規模で3を越えてきました。(先の東洋経済オンラインさんのやつから抜粋)2022年1月6日時点
これは過去最高値です。
僕も以前はこの数値に注目しておりました。
ただ、先に述べましたように、これは「陽性者数の増減」をベースとしているのと、流行の終焉は弱毒化して広域蔓延して終わる、と考えれば、気にすることはない(むしろ喜ばしいこと)ととらえています。(つまり数字よりもその株の質によるってことです)
ただ、コロナの発症は感染からタイムラグがあるはずですから、このあと10日くらいの経緯を見て、もし重傷者や死者が激増したら考え直さないといけないとは思います。
まとめ
まとめるとこうなります。
1.コロナウイルスは日本においては脅威ではなくなったようだ。
2.医療はひっ迫してないようだ
3.ただし、あと10日くらいは経緯を注意深く観察したいところ
以上です。
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