吉田尚紀という生き方

ニッポン放送に吉田尚紀さんというアナウンサーがいるんです。

知ったのは、本当に最近で、でも今年の4月くらいかな?

ニッポン放送の午後、辛坊治郎のズーム そこまで言うか という番組が好きでいつも聞いていたんですが、辛坊さんが太平洋横断する、ということで、ピンチヒッターとして彼が水曜日を担当することに。
ちなみに他の曜日ですが
月曜日:立川志らく
火曜日:小倉智昭さん他
水曜日:吉田尚紀
木曜日:飯田浩司(ニッポン放送アナウンサーで朝の番組担当で前から木曜日は出ていた)

という感じ。

で、もともとこの番組ちょっとジャーナリスティックな感じの番組なんですが、吉田さんは基本自分の世界を崩さないんですよね。

エンディングの選曲も思いっきり自分の趣味(のアニソン)だし。

じゃあアニメとアイドルの話しかしないかというとそんなことはなくてニュースとかもちろんやるわけですよ。(基本そっちがメイン)

ところが、その切り口が全然違う。
で、おもしろい。

オリンピック期間中は複数の会場を折り畳み自転車(と電車)で移動。そしてそのレポートがまた個性的。
(期間中はホント、毎日寝るのが2時で6時には出かけていたと言っていたような・・・・超多忙な毎日のようでした)

数々の著書もあって、ポッドキャストをやりまくっていて、プライベートでもアイドルのコンサートいったり、あと引きこもって?VRの世界に浸ったりのオタク。

だけどニッポン放送のアナウンサー。

(ニッポン放送のアナウンサーのふり幅がすごくて、ギャンブル依存でついに奥さんに現金を持たせてもらえない人(しかも今も一緒に仕事をしているスタッフから借りてる借金を返済中)とか、気象予報士の資格を持ち、三国志の本を書いてる(新書)東大卒の人、特撮大好きで卒論はゴジラ。で休日は仮面ライダーショーに行ってしまう子など)

この記事がわかりやすいです。

不安を払い、人を幸せに 「没頭力」とは(吉田尚記) - 日本経済新聞
ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』(太田出版)を刊行した。豊富なサブカルチャーの知識を持ち、アニメやアイドルなどのイベントの司会に引っぱりだこの吉田氏。3年前には、コミュニケーションの技術をまとめた『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)を出し、13万部のベス...

彼はなんていうか、仕事をするうえで自分を押し殺して周りの要望にすべて合わせて・・・って感じじゃなくて、与えられた場において、自分がそれまでに培ったものを自然に出してる感じがします。
たぶんだけど「これ、仕事のために勉強しなくちゃ 覚えておかなくちゃ」とかあんまり考えてないんじゃないかな?
もちろん、そうはいっても業務上覚えなければいけないことはあるわけだけどむしろその作業すら楽しんでしまってるような感じがするのです。

オリンピックのレポートでも選手一人ひとりのデータや過去の実績を細かく調べるとかはしてないと思います。
が、レポートの着眼点が違うのですよ。そこがおもしろい。

で、それっておそらく吉田さん自身が好きで、自然にやっていることなんじゃないかなぁ。

知識のひけらかしじゃなくて、でも自分が持っているものを自然にその状況で出してる感じなのです。

ものすごい才能です。

さて、ここまでかいておきながら実は著書を1冊も読んでません。
ポッドキャストもたくさんやってるようですが、聞いてないです。

ただ、いつも気になっている人です。

好きなことをして生きるってなかなか難しいとは思います。
ただ、やり方はあると思う。

与えられた場において自分のやってきたことを生かせると、結構楽しいんです。

だから吉田さんのような生き方、ホント素敵だなぁって思います。

こんな風に生きたいですね。

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