第1章について(と前置き)【登録販売者試験】

登録販売者試験について、各章ごとへの取り組み方を簡単に書きます。

前置き(方針)

僕の使ってた教材は31日で一発合格!って書いてあるんです。
で、その割り振りですが
1章 2日間
2章 6日間
3章 14日間
4章 5日間
5章 4日間

です。当然3章に割かれているページ数が最も多く、1章の7倍もの日数を割り振ってるわけです。

で、配点はと言えば、
1章 20点
2章 20点
3章 40点
4章 20点
5章 20点

はい。ここで鋭い人は気づきます。
1章は20点取るのに2日間の学習。1日あたりで10点。
4章は20点取るのに5日間の学習。1日あたりで4点。
3章は40点取るのに14日間の学習。1日あたりで2.8点。

つまり、学習効率からすると、労力に対する見返りの点でいえば、1章が一番高い、3章が一番低い、ということになります。

ですが、ここで早とちりしてはいけません。
「3章最低限で他で稼げばいいのでは?」
これ、自分もそう思いました。
3章を最低の4割16点。合格点が84点だから残りで68点取ればいいと。
すると配点的に言えば、3章を除いた80点中68点だから、85%正解すればギリ合格。これは3章除く各章でいえば20問中17問。3問しか間違わなければいいのですが、これはかなり厳しいかなと。
結局時間効率が悪くても3章をやるしかないのです。
が!大事なことは
少ない学習時間で点を取れるところはきちんと押さえておこう”
これです。

どっちみち1章などは、僕が使ったテキストで20ページ強しかないのに配点が20点あるわけですから、でるところは限定されてますし、過去問やってればすぐ傾向もわかります。するとどこかでこれ以上学習しても時間対成績向上の比率が悪くなっていきます。そしたらそこで学習を辞めてしまえばいいのです。

僕は結局、1章、4章、5章で60点満点中56点 93%の得点率となりました。
まずはこれらをおさえること!これにより、3章での取りこぼしのフォローができます。

では各章について述べていきます(とりあえずここでは1章)。

1章

すでにいろいろ書いてますが、とにかくここはテキストをざっと読んだらすぐに過去問にあたる。それを繰り返してるうちに頭に入ります。
もしなんなら、1章だけどんどん過去問数年分当たってもいいかもしれません。
なぜなら自信がつくから。
特徴としては以下の点があげられます。


・常識でとける問題が多い

この「常識で取れる問題」については実はどの章にも共通して言えることですが、
例えば…例えばですが

・薬剤師が不在の場合は登録販売者が第1類の薬品を売ってもよい→×
・眠れない日が続く場合、体力の消耗を考えて、睡眠薬を大目に飲む→×
・登録販売者は第3類の医薬品を販売するにあたって購入者から相談を受けた場合は、危険度が少ない薬品だから相談に乗らなくてよい→×

とかこんな感じです。
「ばかじゃないの?そんなの誰でもわかるでしょう?」と思うでしょう。
こういうのが多いのです。この手の設問は全部の章に出てきます。

ただ、1章が一番多い。一般的な社会生活を送った人なら答えられるものが多いのがこの1章です。なんならこの勉強してない人でも解かせたら半分くらい正解出せるかもしれません。

実際令和3年の静岡県(東海ブロック?)の問題 問1はこんな感じでした。
(文の表現は勝手に要約してます)

a人体に使われない医薬品でも人の健康に影響を与えることがある。
b販売に従事する人は、購入者に対してわかりやすく情報提供する必要がある。
c医薬品は人の生命や健康に密接に関連するものだから高い水準で品質が保証されてないといけない。
d製造販売業者による製品回収とかもあるからとにかく販売をする人は日ごろから情報をチェックしておくことが大事。

言葉はだいぶ変えてますが、これはどうでしょう?
正解は全部 正 です。

深読みしすぎなければ普通に正解が導き出せます。

G〇Pのやつ
なんか医薬品のリスク評価とかでGLP、GCP、GPSP、GVPってのがあって、これ、かならず20問中1個は絡んできます。これをいちいち細かく覚える必要はないです。(ラボ=実験、クリニック=なんか診察かな?、past=過去 がイメージできれば・・・ですが)

*だから僕は文字が消える赤シートは使いません。なぜならその消える部分の赤文字が必ずしも試験で問われる覚えないといけない部分かよくわからないからです。

G〇Pの一つをとりあげます。
GLP Good Laboratory Practice
だそうです。直訳すると 良い 実験 練習(試験) て感じでしょうか?
いいんですこれで。で、結局
G〇PのGとPはどうでもよくて真ん中の文字です。

GLPのLがlaboratory=実験
GCPのCがclinical=臨床
が(今までの知識と経験で)イメージできればOK。あと臨床って言葉がなんとなく、ああ、床(ベッド)に臨むんだから人を使って実際に試すのかなー、みたいな。

一方laboratoryってLABOとかいって要するに実験。じゃあこれは動物実験かなー。みたいな。

英単語が分かればこれで区別できちゃいます。

で、残りの
GPSPとGVPですが、これがよくわからない。が!
GPSPのPがpast=過去 過ぎ去った・・・っていうのがイメージできる人なら区別できるかも!ですが、ここで罠。
・GPSP:製造販売後の調査及び試験の・・・
・GVP:製造販売後安全管理基準
だからどっちにも「後」の文字がありますのでそこで大事なのがGPSPのSです。これstudyですがこれを調査と結び付けられれば区別がつきます。設問に調査とか書いてあったらこっちです。
ちなみにGVPのVはVigliance(警戒?)らしいですがしっくりきません。
(つまり覚えられない)

とにかく大人の学習は使えるもんは全部使え、です。

薬害の歴史
これ、「サリドマイド」「スモン」「HIV」「CJD」があります。が、山をはるとかじゃなくて全部出ます。
CJDでいえばウシじゃなくてこれヒト、ウイルス関係ないですプリオンです」ってこれだけ。
スモンやサリドマイドはまずそれが「何の薬でそうなったの?睡眠薬?何?」っていうのが問われるのと、あと結局どうなったか?(和解したか?とか、日本は・・・ありがちな外国に比べて対応が遅れて被害増えちゃった_| ̄|○
とか)

他にも全項目(プラセボとか血液脳関門とか)述べるときりがないのでこの辺にしておきます

※血液脳関門で思い出した。子どもや妊婦への薬品投与は慎重に・・・っていうのはなんとなく常識で分かると思います。迷ったらそれに従えばいいっていいです。そういう風にできてます。「○○だから大丈夫」系は大概間違いですよ。

コメント

  1. […] 1章から順にやる。→1章についてはこちら […]

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