前置き
ということで、試験受けてきました。2023年2月8日に。
この記事の最後には、1週間後の2月15日に発表される結果も公表します。
受験者と合格率
さて、実際会場についてみて、感じたのが
・欠席者が少ない(ほとんどいない)
・若い人が多い
というこの2点です。合格率って実は「試験の難易度」もありますが、「当日の欠席者数」も大きく関与してくるものなのです。
有名なのが危険物乙4。
これの合格率って低いんですよ。では難しいかというと、そうでもなかったりで。
結局「合格できるだけの実力がない人が受験をしている」ということかなと。
これは、電工2種にも言えることで、工業高校の生徒さんなんかはもう有無を言わさず受験させられる、というケースもあると思うのですね。
当然勉強しなければうからない。
その一方ボイラー技士試験はどうかと言えば、なんとなくですが、「強制的に受けさせられる」印象がないです。みなさん、それなりの意思を持っての受験かなと。
その中での合格率・・・これが、55%
危険物乙4が4割かけるくらい。
電工2種が40%~60%くらいだそうです。
で、何が言いたいかというと、「申し込んだ人のほとんどが受験をして、それでも半分ちょいくらいしか合格しない試験だ」ということです。実質合格率4割切る危険物乙4より難しいのではないか?という気がしました。
受験者の年齢層
これが意外にも若い人が多いのです。20代30代も多くて、40代までの人が半数以上は占めてます。
僕が受験した部屋はおそらく50名~60名くらいじゃないかと思うのですが、うち、女性は3人。
3人とも20代後半から30代前半でした。
余談ですが、一人気になる子がいて「よし、この子が席を立つタイミングで俺も終わろう」とか勝手に考えていました(結果、その目論見は見事に崩れる)
退席時間はどうだったか?
この試験、3時間です。3時間で5択のマークシートを40問。
はっきり言って時間、余りまくります。
筆記系で割とパンパンだったのが、令和3年9月に受けた「登録販売者試験」ですが、これは
午前の部・・・120分で60問
午後の部・・・120分で60問
でした。つまりこれ、1問2分です。
一方でボイラー技士は180分で40問です。1問4分以上かけられます。
僕は他の記事に書いた通り、最後の方になったら過去問(同じ問題を何度もやってた)5回目6回目になると、40問解くのに10分くらいでした。
ですので、目論見としては、すごくゆったり解いて、かつ見直しを1~2回やって1時間くらいかな?と思ってました。(それ以上見直すと、なんというか、別の迷路に紛れ込んでしまう。つまり疑心暗鬼になり過ぎて「これでいいのか?!」の堂々めぐりとなり、ドツボにはまる、のが怖かったのです)
退出時間は開始1時間後です。で、僕は結局1時間半後に席を立ちましたが、なんと、その1時間半後の時点で半数以上が席を立ってました。
つまり、こんな僕でも「退出は遅い方」になったわけです。これは意外でした。
(そう、だから、余談で書いた気になる女性は僕より先に席を立ってしまったのでした)
出題された問題について
これですが、簡潔に言えば
「過去問を述べ1000問くらい(6回分×4回し)すれば合格できる。が、満点は無理。8割取れるかも微妙」
と、こんな感じです。
実は、1章の10問を終えた時点で「これ、ひょっとして足切り(4割満たない)に引っかかるかもしれない」と思ったくらいです。そのくらい過去問が(1章に関しては特に)通じない。
僕がやったのは成美堂出版の2023年度版の6回分(40問×6回分これを6回しした)と、ユーキャンテキストについてきた模擬試験2回分(40×2=80問)と、職業訓練校でもらったH26年~28年度のそれぞれ前後期、つまり6回分240問で、成美堂だけはそれを6回し、他は回さず1回やって間違えた問題だけを2~3回繰り返した、という感じ。つまり
240問+80問+240問=560問
延べで言えば
240問×6+80問+240問
=1440問+80問+240問
=1760問
ということになります。
で、その結果、言えることは「おそらく合格点に達しているだろう」ということです。
この試験、試験問題は回収されるし、点数結果も教えてくれないというひどい試験なのですが、そんな中、試験会場で
合ってるだろう・・・〇
微妙・・・・・・・・△
わからない・自信ない×
として、それぞれ1点、0.5点、0点、としたところ、
1章6点、2章8点、3章7点、4章9点
合計30点
でした。75%です。あれだけやっても8割取れてる自信が持てない結果でした。
しかも、特に1章は「足きりかからないかなぁ。。」でした。
では過去問で通用しない問題は何だったのか?
問題文を回収されてしまうので、詳細は覚えてませんが、なんというか、「圧力のこと」とか、物理の基本を問われるような問題が結構ありました。
つまりこれはボイラーどうのではなく、もっと、中学・高校の物理で習うようなことをちゃんとわかってるか?ってことです。
これはこれで悪いことではないかもしれません。
「缶コーヒーを蓋を開けずに鍋で温めるとやばいし、生卵や殻付きゆで卵を電子レンジで温めたらなぜダメなのかわかってる」
密閉容器に入ってる温められた空気を急冷したらどうなるか? がイメージできる。
そういう人は大丈夫かもしれません。
あと、聞いたことがない用語が出てきます。聞いたことないので忘れましたが。
とにかく2月15日になったら、結果をこの記事に追記しますので。
とにかく勉強方法としては、過去問をこんなにやる必要はなく、テキストを1~2回読んで過去問を40問×10回分くらいやって、あとは関係する物理のことを学習すれば(暗記ではありません)いけるような気がします。
図がでるという噂があったが
職業訓練校の先生が「受験した生徒の話だと図が出た」ということでした。が、そんなことはなくて、普通に全部文字の問題でした。
これについては、僕は、それを先生に伝えた生徒が「この図の内容が(文字で)出た」というのを言葉足らずで「この図が出た」と言ってしまったのではないかと疑っていますが、先生の判断では、そうではなく、「今回は図は出ずに文字だけだったようですね」でした。
試験場所場所についてなどなど
この試験、ブロック別に1か所です。関東なら千葉の市原、東海なら東海市の南加木屋という駅から徒歩15分くらいにある「中部安全衛生なんとかセンター」みたいなところが会場です。
年に1回だけ、出張会場ってのがあるのですが、それにしても、例えば関東エリアの人は東京・埼玉・神奈川・山梨・静岡東部・茨木もかな?みんな千葉の市原に行かないといけない。
静岡県の中部地区くらいの人もその東海市に行かないといけません。
この南加木屋というところが、ド田舎で、駅の周りにコンビニも見当たりませんでした。食事処もわかりませんでした(ドラッグストアはあったような・・・)
このパターン(関東・東海といった広域エリアで試験会場が1か所)は僕が受けた試験ではボイラー技士だけです。
消防設備士や危険物乙4なんかだと、県の県庁所在地(乙4とかは県内でも何か所も受けられるような気も・・)。
電工2種はやはり県庁所在地、登録販売者もそうでした。電工や電検は今年からよくわかりませんが、なんかパソコンを使って(というか、解答を入力するだけだと思う)の試験をやるようになり、会場も一気に増やします。
だいたい申し込みにしてもほとんどがインターネット受付をやっており、電工も消防設備士もそうです。そしてそれを推奨しておりますが、ボイラー技士は郵送オンリーです。
試験日ですが、上記、最近自分が受験してきたやつは全部日曜日です。(土・日です)。
ボイラーだけがド平日。
確かにちょっとニーズ的に特殊な試験とはいえ、どうなのかな?と。
受験料について
僕が受けた2023年2月では6800円でした。
それが、どうも令和5年度(年度です)から2千円くらい値上がりするそうです。
いえ、この金額の額面自体はいいのですよ。電工とかもっと高いし、登録販売者試験も結構しますし。
が、とにかくだったら利便性をもう少し何とかして、と思いました。
すいません、ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが。
結果
「結果は2月15日にここに書くと思います。」と書きましたが、その日になったので書きます。
合格!!
です。はい。
いや、もしこれで、不合格になったとすると、これはもう自分のやり方を全否定されたことになりますので、今後どうしたらいいかわからない状態になっていたことでしょう。
ですので、とりあえず「合格」したわけなので、ここからは同じような手法でいくつかやってみて、この手法が使えるかどうかを検証していきます。(例:試験問題数×25の問題を解く、など)
結果はこれです。
安衛法に基づく免許試験 (exam.or.jp)
たぶん消えるでしょうから画像も。
これ、001番~211番までですね。で、合格者は数えると縦24列横ほぼ5列なので120人-1人で、119人とすると受験者が何人かわからないので仮に215人くらい参加していたとして
129÷215 とすると
0.553・・・・・
となります。つまり約55%。
で、次に以前にも書きましたが、この試験、欠席者が少なかったのです。印象的には一部屋(おそらく50人~60人)で3人くらいじゃないでしょうか。
となると、ほとんどの人が試験を受けて、でも合格率が55%。
これをどうとるか?ですが、僕は「難しい試験」だとは思っていません。
この試験、月に1~2回行われます。
すると何が起こるのか?
年1回の試験に比べて、過去問の使いまわしはどうしても多くなります。
つまり過去問をきちんとやれば、少なくとも合格点レベルには達すると思うのです。
相対評価ではなく絶対評価・・・つまりその時にたまたま受験した人が超優秀だったから落ちた、という、進学校の高校や難関大学受験のようなことはないのです。
やればやっただけのことはそれなりにあるのがこの試験でした。
ただ、何度も言うように、これ、問題回収させられるし、正解も発表されないので、攻略本があまりないのですよ。
過去問6回分を6回し、つまり40×6×6=1440解いても、僕の今回の予想正解率75%でした。
資格試験受験で、直近だと・・・直近でも2年くらい前の令和3年9月の登録販売者試験ですが、これはもっと正解率が高かったような・・・。
が!もうあれは2度とやりたくないし、もう1回やって合格できる自信はありません。
ですが、ボイラー試験はもう1回やれといわれて2週間くらいもらえたらまた合格できるような気がする・・・、つまりがんばればなんとかなる試験だな、と思いました。
終わりに
ということで、2月8日をもって、ボイラー関係からいったん離れます。
このあと4月になったら講習(3日間で20時間)を受けます。(これまたほぼ平日の3日間で、講習費用も2~3万かかる)
実際、このボイラー技士の資格がどれほど意味があるのか?は今となってはわかりません。(昔より小型で効率の良いボイラーが増えたため、資格がなくても扱えるものが増えたから)
でもここまで来たらまぁやるか、ということで流れでうけました。
僕は令和3年9月の登録販売者試験をもって資格試験を封印してました。
理由は「なんだか資格マニアみたいだね」と言われたことから。
ただ、ではそれから1年間何をしたかというとほぼ無に近い1年くらいでした。
令和4年の10月くらいになってようやくこのままじゃだめだと思い(遅すぎ!)、それで職業訓練を受けることにして、コースは、今まで取ってきた資格を活かせたらいいなと思って、ビル設備関連のコースにしました。
が、よく思ってしまいがちな「資格を取れば就職に役立つかも」という幻想はあまり持ってません。
なんだかんだで経験です。若ければ別ですが、お年寄りで未経験だと雇う方も躊躇するでしょう。
ですので、「資格さえ取ればパラダイス」なんてまったく思ってません。
全く思ってませんが、それでも取得しようとしてるのは、自分に自信がないからでしょうかね。あとは、とにかく日々生きるためのモチベーションアップのためかな。
なんだかんだで、平日毎日往復4時間かけて6時限の授業を受けることによって、そして、それに加えて習ったことに関連する資格取得の勉強をすることによって、生活習慣が整ってきた気はします。毎日疲れますけど(以前働いていたところでは「明日休みだー」とか「明日から一週間はじまるのかぁ」といった感覚が皆無でした。が今はあります)。
ボイラー試験終わったので昨日、2023年2月9日から消防設備士甲4類の勉強をスタートしました。試験日は3月5日。1か月ありません。(ちなみに電工2種の免除利用を選択)
それについてはまたここで書いていきます。皆さんの参考になれば幸いです。
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