前置き
僕は令和3年前期に電工2種を受験して1発合格しましたが、今になって「職業訓練」を受けてまして、課が「ビル設備サービ科」ですから周りは皆「電工2種を取得すること」を目的としていたりします。
だったらここで一度「自分がどうやって合格したのか?」をまとめてみるのもいいかと思って書くことにしました。
参考にしたのはこのサイト
他の資格試験の勉強もそうですが、僕がよく参考するのはこのサイトです。電工に関しては教材とかやり方とかほぼほぼここの完全受け売りでした
教材は?!
そのサイトの受け売りでしたが、ただし、メイン教材に関しては
僕は、「いちばんやさしい第2種電気工事士」を使いました。これは上記のサイトで紹介されていたものではなく、書店で見かけて自分でそれに決めました。装丁がいいんですよね。なんかやわらかい感じで。
内容もよかったです。いちばんやさしいかどうかわかりませんが、なんていうかあたりがやわらかい印象、というか・・・。
とにかくこの1冊をしゃぶりつくす、という感じでした。(ちなみにもし自分がもう一度受けるならオーム社のやつを使うと思います。なんか目がチカチカするくらいカラフルなやつ)
ところで・・・
すぃ~っとシリーズ 実技(※2023年出てるかもしれませんが更新してなくて2022年版)
これは上記の 独学のオキテの人だけでなく、多くの人が推奨している教材です。カラフルで分かりやすい!いいですよ。僕はこれの筆記用と実技用の2冊を買いました。筆記用はさっき書いた「いちばんやさしい・・・」で一通りやっているので補助的に使って、実技は結構これも活用しました。
工具など
独学のオキテで紹介されていたHOZAN (ホーザン)のDKー28 を購入。
大正解でした。とにかくVVFストリッパー、(商品番号:P-958 VVFストリッパー)、もうこれ!これで作業のほとんどをこなせます。
普通のストリッパー(プロはそっちを使ってると思います)よりも試験には向いていると思います。その両方触ってみてこのHOZANのDKー28に含まれているVVFストリッパーのすばらしさを再認識した次第です。
あと、練習素材はやはりHOZANで2回分のセット DK-52 を買いました。
自分で細かく取りそろえるとかいろいろ方法があるみたいですが、いろいろ手間もかかるし、ってことでこれにしました。(でも他にもこの手のセットものの販売をしているところはたくさんありますので安くてよさそうなところがあったらそれでいいと思います)
1回分で足りるかどうか?ですが、僕はさっきのサイトの人のいうとおり2回分を購入しました。
ちなみにやってみるとわかりますが、必ず半端な線がたくさん出てきます。で、それを使ってランレセとかの練習もできます。
他に買ったのは回路がちゃんとあっているかどうかを確かめるためのチェッカーみたいなやつ と、あと「合格クリップ」とかいうやつです。これは、さっきかいたDK-52を買うとついてきます。(が、もちろん単体でも買えます)こんなやつです。
合格クリップってのは要するに複数の線をリングスリーブにまとめて圧着するのに一旦まとめるのに便利な小物です。が、これはこれがベストかわかりません。
例えば、「ダブルクリップ」「結束バンド(1回きりじゃなくてツメを押すと解除できるタイプ)」などでもいいのではないかと思います。ただ、この手の「配線をまとめるもの」ってのはあったほうがいいのではないかと思われます。
チェッカー的なものは職業訓練所だとテスタとかでおなじようなことがやれそうですが、HOZANの合格配線チェッカー
だとホントにランプがついたりするので楽しいってのはあります。
あと、合格マルチスツールってのも買いました。
ただ、これは必須じゃない感じがしました。人によっては「これ、あってよかった!」って思う人もいるかもしれません。高いものでもないのでとりあえず買っておいてもいいかもしれません。
参考動画
これですが、もうこれはHOZANの山内さん一択です。検索するなら「ホーザン 電工 虎」とかで出てくるかと思います。第二種電工試験の虎 とにかくこのサイトを見てみてください。
山内さんというのはここの社員で伏線図の書き方とか、実際の課題をやってみてくれたりとかしてくれる人です。
コテコテの関西弁。そして手がきれい。手タレって今はあんまり聞きませんが、ある意味手タレです。というか、ひょっとしたらあの声の持ち主(山内さん)とあの作業をしている女性は別の人かもしれません。
でもいいのです。信じるのです。
実際僕は最後の方で「山内さんががんばって!って言ってくれてるんだからやってやる!」みたいなおかしなテンションのかけ方になっていた時もありました。
とにかくわかりやすいんですよ。そのくせ癒し動画なのです。
勉強方法
学科
いつものとおり、まずは教材を読む。読み込む。そしてさっさと過去問へ。僕が使った教材は過去問も入っていたのでそれである程度こなしました。足りない分はすぃ~っと、で。
何まわししたかわすれましたが、とにかく1つの教材を徹底的にやりつくすのが僕のやり方です。
ところで、これは後で知ったのですが、「電工2種の学科は難しくない」という説。実際、職業訓練所のある先生も、なんと「2級ボイラー技士試験よりも簡単」といってました。僕はそこまではいかなくても少なくとも消防設備士の試験の方が難しいかもしれないな、と思いました(実際乙6で1回落ちましたし)。
いや、電工2種は完璧を目指そうとすると相当きついはずです。文系だとなおさら。
ただ、「この工具は何でしょう?」みたいな問題もあるんですよ。そして、各章ごとの足きりもない。
全50問のうち何でもいいから30問(6割)取ればいいのです。
なんかわけのわからない計算問題は全部捨てたとしても合格できると思われます。
実際僕は確か筆記で「複線図がらみ」を全捨てしました。それでもいけました。
結果ですが、この試験の合格通知はただ「合格しました」としか書いてないので詳細がわかりません。
ちなみになんか試験勉強していた当時の画像がでてきたのでここに載せます。こんな感じです。
あと、こんな動画も見つかりました。結構やってますね!
実技
既に書いたように僕は練習セット2回分を買いました。職業訓練校であれば、材料使いたい放題で練習できるのかもしれません。それはもう、本当に活用すべきです。
で、僕の場合は当時あるカラオケ店のサブスク(1か月1500円だけど税別&毎回ワンドリンクは必須)ってのを使ってそのカラオケボックスで練習しました。
動画や画像も残っていました。これらです。これがさっき書いた合格なんとかチェッカーってやつです。
カラオケボックスでやる欠点はついつい歌を歌ったり特別なコンテンツ(お笑いやPV的なもの)を見てしまったりしまうことです。
普通に家でできる人はそれが一番です。訓練校の人は学校でやるのが一番です。
とにかく全13課題を2回し。これでいけるのではないかと。
ただし!とにかく実技は本番が大変。時間との戦いです。何年か前からとにかくミスるともうそれで終わり、みたいな審査基準になってます。被覆をリングスリーブに噛ませたらダメ、みたいな。
制限時間内にきちんと作り上げる練習をすべきで、とにかく時間があるときにはパーツ練習(ランレセの のの字曲げとか)やるのがいいです
伏線図は書かなくてもいい? という話もありますが、僕は書きました。というか、書かないとできません僕の場合は。きっと書かなくてもできる人は僕と違う世界に住んでいるんだと思います。
なぜ電工なのか?
これは先ほどから何回も出ている独学のススメの人が言ってるのですが、「とにかく求人数が多いから」と。このサイト、年代別のおすすめ資格なんてのもあげているのですが、50代男子とかだとやっぱりこの電工2種がトップです。実際、そのサイトではハローワーク求人数データなんてのもあげてますが。令和5年度1月で
電工2種が8,798
宅建が5,116
危険物乙4が4,686
簿記3級が4,068
と、圧倒的に電工2種の求人数が多いのです。もちろん実際の就職となるとまず求められるのが「経験」でしょうから、ただ、資格を持っているだけ、という場合、どれくらいの需要があるかわかりませんが、とにかく求人は多いのです。
「いざとなっても命綱になるかも」
それが電工2種らしいのです。
まとめ
ということで現時点でなんのアフィリとかもなく、まぁ誰かの役に立てばいいなーくらいの気持ちで一気に書いてしまいました。
また何かあったらその都度都度でどんどん加筆していく予定です。
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