(あんまり投機のこととは関係ないかもです)
はい、だいたい燃料が高騰してることなんて言われなくてもわかってるし、灯油を買いに行ったといわれても「ああそうですか」で終わるわけですが、そこからどれだけ引き出すか?に全力を傾けるのが好きな僕です^^;
【前置き】
前にここに書いきましたが(これです)
2020年春の原油暴落
僕は2020年春頃、原油を買ってました。とにかくずっとずっと下がっていたから。「まぁ、商品だし、10ドルまで耐えられるようにしておけば大丈夫!」と、たかをくくっていたらなんとマイナスです。原油価格マイナス6ドルとかになっちゃったんですよ。
この「ものの値段がマイナス」って意味わかりますか?
これ、「すいません、お金払うのでこれ持って行ってくれませんか?」ってことです。
当時何が起きていたかというと、コロナで航空機需要とか全然なくて、燃料余りまくり。
ああいうのって当然持っておくにしても保管料(コスト)が発生するし、それに保管する場所がない。
しょうがないから本来輸送のためのタンカーに満載させて、それを洋上に浮かべたまま倉庫代わりにしていたくらいなのです。
僕はさっき書いた通り「10ドルくらいまで落ちても大丈夫!」にしてましたがマイナスは想定してませんでしたので強制ロスカットの赤字決済。(これをきっかけにいろいろ考えを改めさせられました)
で、そこからどんどん上がって今1バレル80ドルくらいです。
で、ガソリンとかメチャクチャ上がってます。
僕は車をやめたのでわりとのんきですが、ただ、それはいつか食料品だとか様々な物品のコスト高として時間差で跳ね返ってくるでしょう。
円安になってきた(とか為替のこととか)
そして昨今の円安。今日2021年11月17日はもう少しで1ドル115円くらいになりそうでした。
こうなるとダブルパンチです。
1ドル100円が1ドル150円になるのが円安で逆が円高ですが、これ、小学生とかだと理解しにくい。(だって○○円の数字が増えてるのに円安とか言われても・・・なので)
要するに価値ですねその通貨の。
外国で1ドルで売られているものがあります。
それが100円で買えるのと150円払わないのといけないのではどっちがいいですか?
はい、当然100円で買えたほうがいいですね。これが円が強い=円の価値が高い=円高 ってことです。
昔は円高は悪と思い込まされていました。
なぜなら輸入品は安くなっても輸出品は不利になるから、そして日本は輸出で成り立ってる国と思わされてきたからです。
1ドル150円ならアメリカで1万ドルの日本車は150万円です。ところが1ドル100円の円高になるとアメリカで1万ドルで売ると100万円しか入らないからです。これが円高悪者論。(確かに昔はそうでしたけど、今は工場も外国にあったりしてるし意外ともともと内需もそれなりにあったのが日本なのです)
ですので、日本が実は内需国だということをわかってない人や一部の大手企業が「円高だ!大変だ!!なんとか対策を!!」とかやっていたのです。
ただ、日本は実際は韓国などと違って内需メインです。逆に資源がないのでどうしても原材料は輸入しないといけません。
そして、基本的には自国通貨は「安すぎて困ることはあってもその価値が高くて困ることはない」はずなのです。
ちなみに最近になってようやく、日経225は為替と連動しなくなりました。
昔はホント、ドル円が円高に傾くと朝から日経が売られるとかよくあったのですが最近あんまり関係ありません。
むしろ、怖いのは今後は、円安・株安の日本売りになることです。(つまり日本売り)
さっき触れたように通貨価値が下がると原材料の価格が高騰しますから物価が上がります。
実際今どんどんモノの値段が上がってます。モノの値段が上がってないものでも中身が少なくなって利してます(お菓子とか食料品など)
日本はデフレ脱却を目指してとにかく物価を2%あげるんだ!とスローガンを立ててましたね政府が。
いまだ全然達成できてません(その割にお金をどんどん刷ったらハイパーインフレになる。どうするんだ!という人が昔からずっといます。MMTが正しいかどうかはわかりませんが、実際に国がどんどん借金してばらまいてもインフレにはなりませんでした 逆に昔は海外に比べて相対的にお金を刷らなさ過ぎてどんどん円高が進んだ。これが暗黒の白川日銀総裁時代です)
インフレ
本来のインフレは、「モノの値段が上がること」ですから、買うものだけじゃなくてもらうもの(給料など)も上がること。これはいいインフレです。実際先進諸国の中で日本だけが給与がまったく上がってません。(モノの値段もそんなにかわってませんけど)。で、外国(欧米諸国や東アジアなども)はここ30年で数倍になってますから、これは日本に対しては購買力が上がっているわけです。
国交省は「外国人観光客が増えた\(^O^)/」とか喜んでましたが、確かに日本にたくさんの魅力があったのは事実ですが、日本がお買い得だった、っていう面があったことは否定できないと思います。
ただ、ここからはどうなるかわかりません。インフレといっても「悪いインフレ」が始まるかもしれません。悪いインフレってのは「給与など所得が増えずにモノの値段だけ上がっていく」ってやつです。これ最悪です。スタグフレーションってやつです。
すでにその予兆が出てるような…気もします。
で、なんとここまでが前置き
原油高対策で政府が公金を入れるが
なんか原油高(のためのガソリン・灯油高)のために政府が公金を入れることを決めたのですね。2021年11月17日かな?
ガソリン1リットル当たり5円とのこと。
「おお、それはまぁ何もしないよりはいい」と思っていたらなんとこれが元売り(つまりガソリン扱っている会社のことです)に対するものなんですよね。「えっ!?」ですよ。
おそらくある程度下がるかもしれません。ただ、5円下がるとは限らない。やるならダイレクトにガソリンにかかっている税金を差っ引けばいいだけの話なんですけど。
ところが絶対にそれは嫌みたい。とにかく減税は絶対しない、という確固たる信念を持っているようです。
信念というか、よく言われる「人の話を聞く」岸田首相ですが、その人って誰のことかな?
少なくとも僕・・・というか僕含めての一般の人ではないですね。というか財務省の皆様方ですね。
減税に否定的な政府ですが、なんとガソリンの買い控えが起こるからというじゃないですか。
いや、それはさすがにないと思うんですけど。
これの意味がよくわからないです。
「減税されるから減税されるまでガソリン使うのやめとこう」ってことかな。北国の人の灯油や流通や仕事のガソリンなんかは買い控えなんて出てないと思うのですが。
それよりも上記URL先に書いてあるトリガー条項凍結を今こそ解除するほうが簡単で効果的だと思うのですけれど。
【灯油を買いに行きました】
車なし生活3か月ほどでわかったことは意外と田舎でもなんとかなるということ。住んでいるところが駅まで徒歩圏でコンビニやドラッグストアも歩いて行けるからっての大きいですが、今のところ2つ問題がありました。
1.動物病院までどうやっていくか
2.暖房用の灯油をどうやって手に入れるか
です。1はちょっと今後の課題。いちおう電車には乗せられるらしいですが(別途料金必要)
2.についてはしょうがないから20リットルのポリタンクじゃなくて5リットルくらいのポリタンクを探したのです。ネットにはあるけどそれだけ頼むのもちょっと、と思って(かさばる割に価格が安いので)。ところが売ってないのですよあんまり、
しょうがないのでダイソーで1リットルのポリタンクを200円で買ったり。
で、リュックにポリタンクを入れててくてく歩いてガソリンスタンドまで買いに行くのです。800mくらいかなぁ。徒歩などで。
ところが!今日行った老舗のガソリンスタンドでその1リットルのポリタンクに灯油を入れてくださいとお願いしたら「よかったらこれを使います?」と4リットルのポリタンクを出してきてくれました。新品です。しかもあげるって( ゚д゚)
なんということでしょう。さすが田舎。
で、その時にびっくりしたのですよ。灯油が高い!リッター114円です。なんか灯油って100円未満の2桁のイメージなので。
ここで本当に「オイルは高くなったなぁ」って実感したのでした。
(余談ですが灯油は相場をやる人からはケロって呼ばれています。ケロシン。これ、飛行機の燃料とだいたい一緒です。意外ですよね、飛行機が灯油で飛んでるなんて(←誇張しすぎ)。あと、不正軽油はいけません、とかいうじゃないですか。あの不正軽油って要するに灯油混ぜたりするやつです。軽油と灯油も割と似てるのです)
あと、車なし生活を送ると、やっぱり車があること前提の場所を住居に選ぶことはちょっとやめておこう、という考えになりました。昔は格安物件がある別荘地とかにも興味があったのですが・・・。
まとめ
以上、要するにまとめると
・燃料高(原油高)をあまり実感することはなかったけど感じた
・円安とかあと悪いインフレがちょっと怖いぞこれ警戒必要
・近所のガソスタ親切すぎて泣ける
ってことでした。
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